スマートな鍵の管理
実践セキュリティライフ講座の二回目です。鍵を管理するテクニックです。
実践セキュリティライフ三要素
- うばわれない=忘れず暗号化する
- うしなわない =鍵の管理
- 伝えられる =鍵の交換
うしなわない=鍵の管理
使うときはAutoCryptoが鍵を管理する
暗号化する時はAutoCryptoが適切な鍵を選択するので鍵について意識する必要はまったくありません。でも、パソコンがクラッシュしたりうっかり鍵ホルダを削除してしまうなんて事、ありうることです。そんな時の為に必ず鍵のバックアップをしてください。一度バックアップしておけば安心して使い続けることができます。
鍵のバックアップは簡単
AutoCryptoが使用する鍵は鍵ホルダに保管されています。AutoCryptoの画面を表示してユーザータブをクリックしてみて下さい。鍵ホルダの場所が表示されています。ここにある鍵バックアップボタンをクリックするだけです。
鍵をバックアップする超スマートな方法
鍵をなくすことは暗号化データもなくすことなので、鍵を安全にバックアップしておくことがいかに重要かご理解いただけると思います。では鍵を安全にバックアップする実践的な方法をご紹介します。
安全なバックアップの条件を快適セキュリティライフのページで分析しました。
- 物理的に異なる場所に保管すること
- 他の人から隔離されていること
- あなたにもしものことがあっても大丈夫
この条件をすべて満たすのが適切な信頼者に預ける方法です。適切な信頼者の条件ですが
- 離れた場所にいる
- あなたを裏切らない
- 状況判断能力がある
- セキュリティ意識が高い
- コンピュータを使いこなせる
実は、あなたとデータを共有している人はこの条件を満たす可能性が高いのです。理由はさておき、あなたとデータを共有している人をその観点から判定してみて下さい。信頼者の条件を満たしている人を見つけることができるかもしれません。
見つかったらあなたの通常使用する鍵をエクスポートしてその人に預けます。これが超スマートなバックアップです。